2008年05月15日
さぁ!生き返れ!!復活アコギD.I.Y!!
書き手:ベケベン進介 |
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はいはいはい!!毎度ぅっ!!ガッツリ飛ばしていきまっせ!!
「グラッ」っと来たら
「ダンゴムシ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!」
って俺が言うから
頭かくして机の下に一番先に入ったら勝ちぃっ!!
もう、とにかく絶対に一番を狙うんだぞ。
一番取ったら何でも買ってやる。
ところで!!話は強引に一変しますが!!
ウチの「オヨメカノジョ」から突発TEL!!
「べケベン!!いま、○○団地のとこにいるんだけど、ギターが捨ててある!!どうしよう。」
110番ばりの…
「エレキですか?アコですか?ダメージはありますか?」
冷静を装い、即効空のハードケース持ってダ〜〜〜ッシュ!!!
「…。」
粗大ごみの山、家具、日用品…。現場は引越し後のあの感じです。そこに「オヨメカノジョ」と粗大ごみラベルの貼られた「ギター」。
思ってた以上に酷いな。何年もののホコリ、ヤニ、汚れ、日焼け…
ペグ(ギターの糸巻き部分)はところどころネジ穴がオバカッチョになって吊る下がってたりフラフラだったり、エンドピン(弦止め)は頭っから折れてたり…しかし、しか〜し!!
「まずは連れて帰るのことよ。」
帰宅〜く。
「オペに入る…。ペグ…、汗…、マジックリン…汗…中性洗剤…爪楊枝…汗…」
まずは行ける限り全バラ(解体)。ボディ(胴体)、ネック・フレット(首・指板)は生きてる。ただとにかく酷い汚れようだぜコリャ!アオカビもガンガンよ。
その二ぃっ!!
書き手:ベケベン進介 |
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木ネジ部、締めたり緩めたりの繰り返し?ぶつけたり?パーツぷらんぷらん。穴がでかくなってしまっていてネジ全然効かナイ〜〜ッツ!!
デカクなっちまった穴に「つまようじ」ぶっさしング!!アンド「ポキッ!!」。(酷い場合はさらに木工用ボンドコーキング&ドライング!!)
その上から再びネジぶっさシングの回シング。
「おし、O、Kぇ。」
エンドピンの頭折れはノープロブレム!!大体のアコギ(アコースティックギター)はホール(ボディのでっけえ穴)から手を突っ込んで下から
何かで「コンコン」って突っつけば牧場。オーケーね。
なんだか見ればみるほど細かい損傷が出て来るぞよ!
〜中略〜
「カマーン!!レモンオ〜〜イル(レモンの香りがたまらんギターに相当よろしい仕上げワックス)!!」
さて、いよいよ…
ワクワク…ドキドキ…
その三!やたっ!!よみがえったのことYO〜!!
書き手:ベケベン進介 |
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ボディの中のラベルをのぞくと
「Morris W−20 A.Kubohata Made in Japan」
とあります。
おそらく当時定価2万円のギターです。
しかしながら「くぼはた」さんの
「俺がつくったギターだぜ。」
の証。クラフトマンのサインが入っております。コレが寸分の狂いも無く機械にカットされて製造される現在のお手ごろ楽器との圧倒的な違い!!!
「くぼはた」さんは
「俺はいま2万円のギターしか造らせてもらえないけど…ここで認めてもらっていつか!!いつか!!」
って思ってたんだろうな〜きっと。実際に鳴らしてみて思った感想です。
職人の世界ですね。
「団塊の世代」すごい!
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